「挙式のみの結婚式に招待された。ご祝儀はいくら包めばいいの?」「新郎新婦から”ご祝儀は辞退します”と言われたけど、本当に手ぶらで行っていいの?」そんな疑問を抱えている方は少なくありません。
挙式のみの結婚式は、披露宴を行わないシンプルなスタイルとして近年人気が高まっています。しかし、披露宴がないからこそ、ご祝儀のマナーに迷う方が多いのも事実です。
この記事では、挙式のみの結婚式におけるご祝儀の金額相場や、辞退された場合の対応方法について詳しく解説します。大切な方のお祝いの場で失礼のないよう、正しいマナーを確認しておきましょう。
挙式のみの結婚式とご祝儀の基本的な考え方
まず、挙式のみの結婚式がどのようなものか、そしてご祝儀との関係性について基本を押さえておきましょう。
挙式のみの結婚式とは
挙式のみの結婚式とは、チャペルや神社などで挙式だけを行い、その後の披露宴や会食を設けないスタイルを指します。所要時間は30分程度で、誓いの言葉や指輪交換などの儀式が中心となります。
このスタイルを選ぶカップルが増えている理由はさまざまです。費用を抑えたい、少人数でアットホームに過ごしたい、準備の負担を軽減したいといった理由が多く見られます。
なぜご祝儀の判断が難しいのか
従来の結婚式では、披露宴で提供される食事や引出物の費用が一人あたり約2万円とされています。一般的な友人・同僚のご祝儀3万円は、この2万円の「おもてなし分」と、純粋なお祝いの気持ち1万円で構成されているという考え方があります。
挙式のみの場合、このおもてなし分がなくなるため、ご祝儀の金額をどう調整すべきかという問題が生じます。これが挙式のみのご祝儀マナーを複雑にしている要因です。
挙式のみに参列する場合のご祝儀金額相場
挙式のみの結婚式に招待された場合、ご祝儀の金額はどのように考えればよいのでしょうか。関係性別に具体的な相場を見ていきましょう。
関係性別のご祝儀金額目安
挙式のみの場合、一般的には通常の金額から「おもてなし分」の約2万円を差し引いた額が目安となります。ただし、新郎新婦との関係性によって金額は大きく異なります。
|
関係性 |
通常の披露宴 |
挙式のみ |
|---|---|---|
|
友人・同僚 |
3万円 |
1万円 |
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上司・先輩 |
3〜5万円 |
1〜3万円 |
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兄弟姉妹 |
5〜10万円 |
1〜3万円 |
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親族(いとこなど) |
3〜5万円 |
1〜3万円 |
|
親 |
10万円以上 |
5〜10万円 |
ご利用ください
友人や同僚の場合、挙式のみでは1万円が相場となります。これは純粋なお祝いの気持ちを表す金額として広く認識されています。
金額決定で考慮すべきポイント
相場はあくまで目安であり、実際の金額は以下の要素を考慮して決めることが大切です。
- 過去に自分の結婚式でご祝儀をいただいた場合は、同額程度をお返しするのが基本
- 遠方での挙式で交通費や宿泊費がかかった場合は、ご祝儀を減額しても失礼にあたらない
- 家族や地域の慣習がある場合は、それに従う
特に過去のお付き合いで相手からご祝儀を受け取っている場合は、挙式のみであっても同額を包むことで、関係性のバランスを保つことができます。
避けるべき金額と縁起について
日本の結婚式では、縁起を担いだ金額選びも重要なマナーの一つです。以下の点に注意しましょう。
- 偶数は「割れる」ことを連想させるため、基本的に避ける(ただし8は末広がりで吉数)
- 4万円は「死」を、9万円は「苦」を連想させるため避ける
- 2万円は「ペア」を表すため例外的に許容される場合もある
挙式のみで1万円を包む場合は、これらの縁起の問題をクリアしているため安心して贈ることができます。
新郎新婦からご祝儀辞退の連絡があった場合
挙式のみの結婚式では、新郎新婦から「ご祝儀は辞退します」と事前に伝えられることが多くあります。この場合、ゲストとしてどう対応すべきでしょうか。
辞退を伝える新郎新婦側の意図
新郎新婦がご祝儀を辞退する背景には、ゲストへの配慮があります。
挙式のみの場合、披露宴のようなおもてなしができないため、「食事も引出物もないのに、ご祝儀を受け取るのは申し訳ない」という気持ちから辞退を申し出るケースが大半です。
また、リゾート地での挙式など、ゲストに交通費や宿泊費の負担をかける場合も、「来てくれるだけで十分」という思いから辞退するカップルが多いです。
辞退された場合のゲストの対応
ご祝儀辞退と言われても、実際にはさまざまな対応が考えられます。関係性や状況に応じて判断しましょう。
- 友人・同僚の場合:基本的に辞退の意向を尊重し、ご祝儀は持参しない
- 親族の場合:家族の意向を確認し、それに従う(親族間では辞退にかかわらず渡すことも多い)
- 過去に相手からご祝儀を受け取っている場合:事前に連絡を取り、改めて意向を確認する
実際には、辞退を伝えていても当日ご祝儀を持参するゲストは少なくありません。特に親族や年配の方は「お祝いの場に手ぶらでは失礼」という考えから、辞退を「社交辞令」と捉えることもあります。
ご祝儀の代わりになるお祝いの選択肢
ご祝儀を辞退された場合でも、お祝いの気持ちを形にしたいという方には、プレゼントという選択肢があります。
5,000円〜1万円程度の新生活に役立つ実用的なアイテムが喜ばれやすく、ご祝儀の代わりとしてもちょうどいいでしょう。複数人で連名にして、より良い品を贈るのも一つの方法です。また、当日ではなく後日改めて贈ることで、新郎新婦の負担も軽減できます。
プレゼントは現金よりも気軽に受け取ってもらえる傾向があり、相手への配慮としても効果的です。
新郎新婦側のご祝儀辞退の伝え方
これから挙式のみの結婚式を予定している方に向けて、ゲストへのご祝儀辞退の伝え方についても解説します。
招待状での伝え方
ご祝儀辞退の意思は、招待状に明記するのが最も確実な方法です。以下のような文例を参考にしてください。
「なお 誠に勝手ながら ご祝儀につきましてはご辞退申し上げます」
「皆様のご出席が何よりの贈り物でございます ご祝儀等のお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます」
このように招待状で事前に伝えることで、ゲストが当日戸惑うことを防げます。ただし、それでもご祝儀を持参するゲストは一定数いるため、当日の対応も考えておく必要があります。
当日のご祝儀対応と内祝いについて
辞退を伝えていても、当日ご祝儀を渡されることは珍しくありません。その場合は、無理に断らず感謝の気持ちを込めて受け取るとよいでしょう。
- 受付を設けず、ご家族に受け取りをお願いするとスムーズ
- いただいたご祝儀には、1ヶ月以内を目安に内祝いをお送りする
- 内祝いの金額は、いただいた金額の3割〜5割程度が目安
- プチギフトを用意しておくと安心
内祝いには、手書きのお礼状を添えると、より気持ちが伝わります。「辞退をお伝えしていたにもかかわらず、お心遣いをいただきありがとうございました」という一言を添えると丁寧です。
まとめ
挙式のみの結婚式におけるご祝儀マナーのポイントを振り返りましょう。
- 挙式のみに参列する場合のご祝儀相場は、友人・同僚なら1万円が目安
- 親族の場合は通常の金額から2万円程度を差し引いた額を基準に検討
- 過去にご祝儀を受け取っている場合は、同額を包むのがマナー
- ご祝儀辞退と言われた場合は、基本的にその意向を尊重する
- 親族間では辞退にかかわらずご祝儀を渡すケースも多い
- 5,000円〜1万円程度のプレゼントを贈る選択肢もある
- 新郎新婦側は招待状で辞退の意思を明記し、それでもいただいた場合は内祝いで対応
結婚式のスタイルが多様化する中、ご祝儀のマナーも柔軟に対応することが求められています。大切なのは、相手への思いやりと、お祝いの気持ちを伝えることです。
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